いざ名古屋。

車に揺られて、夜道を走り続ける。

時間は対して遅いわけではないけれど、名古屋へ向かう高速道路はもう真っ暗だ。この先をずっと進めば目的の場所まで着くんだろうか。

ちょうど一年前、僕の大好きだったばあちゃんが死んだ。ばあちゃんはもう何十年も名古屋にすんで晩年を過ごしていた。

その葬式の時、式ももう終わりという時にお坊さんに言われたひとことを今も覚えている。

「故人様の為に一番忘れてはならないこと。お線香やお墓参りももちろん大事ですが、命日を覚えていて差し上げて下さい。故人様がこの世で最後に命を終えられたその日をずっと忘れずにいてあげて下さい。それが故人様への気持ちとして大切なことだと私は考えています。」

そんな言葉だった。
小雨が今にも雪に変わりそうな、そんな寒い日だったと思う。

おばあちゃん、あれからどうしてる?

もう一年たったよ。

明日、明後日とライヴをやるんだ。

今夜会いにいくね。

この暗闇を抜ければ名古屋の街までもうひといきだ。

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