2年前位に
土曜日, 6月 30th, 2007壊したギターを直した
黒いムスタング
普段はスタッフに任せてばかりだけど時々自分でギターをいじってみたりするのは楽しい
今思い出したけど数年前にはローディの※スカルスラッシュ(※タカ、またはエムロ・エモラの隠語)と二人で楽器屋に行って赤いストラトを買ってきて俺の家のバスルームで白く塗装した事もある
乾かす場所が無くてマンションの目の前に停めてあったトラックのサイドミラーに吊るして持ち主に見付からない様に二人で何時間も監視してたなー
無事見付かる事もなく乾ききった後は二人して美しい出来映えに満足して喜びを分かち合った
微笑ましい想い出
その後のアルバムレコーディング中にかなりのストレスが溜まりそのギターに火をつけてしまった事もあった
スカルスラッシュが「圭さんそれはっ!!」と叫びながら飛び掛かり死守したお陰でそのギターは一命を取りとめた
可愛いらしい想い出
ある時はまたレコーディングに行き詰まり気分転換にスタジオでスイカ割りがしたくなりスイカを買ってきてそのギターでスイカ割りをしようとした所スカルスラッシュの「圭さんそれはっ!!」の一言で泣く泣く中止に追い込まれた事もあった
スイカ割りが出来ない位なら奴を割ってやろうかとも思ったが冷静さを取り戻した
それは無念な想い出だな
とまあギターにまつわる想い出はそれぞれ一本一本数えきれない位あるんだけど今の所ろくな話があまり出てこないのでまたの機会に
変な言い方だけど昔は自分はバンドに於いてギタリストで在りたいと思わなかった
多分そのプレイヤーとしてのエゴが生まれる事によって曲自体が純粋な物では無くなるんじゃないかっていう不安があったんだと思う
だからギターを弾く事もその音も作品のごく一部のツールでいいと思っていたし他の音もそうで有るべきと思っていたな
長ったらしいギターソロに酔ってるなんてかっこいいと思えなかったし大嫌いだった
今は少し違うな
曲や作品に対する考えはあまり変わってないけど
どんな楽器であれそれ単体でも自己を表現出来る事は素晴らしいし特別な事だって思える
だからそこまで表現出来る楽器を持ち改めて曲や作品に向き合った時に本当の真実は見えるんだと思う
その時には大袈裟に言うと武士の刀の様に抜かなくてもいい時が来るのだろうか
という訳で日々精進頑張らなくっちゃ
ギター大好きだし